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和名(慣用名・別名)
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学名
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分布
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概要
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葉の枚数
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広
義
の
マ
ム
シ
グ
サ
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狭義のマムシグサ
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A. japonicum
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本州中部以西
九州
四国
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カントウマムシグサよりも花期が早く，花は葉よりも早く展開する。
仏炎苞は紫褐色～淡緑色で，筒部は舷部よりも長い。
スマートでコントラストのはっきりした，美しいテンナンショウである。
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2枚
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ヤクシマテンナンショウ
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A. ｙakushimense
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屋久島
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狭義のマムシグサに似るが，仏炎苞は安定して紫褐色で，白条が目立つ。
現在は両種とも狭義のマムシグサのシノニムとして扱われている。
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コシキジマテンナンショウ
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A. koshikiense
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甑島
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ハチジョウテンナンショウ
［写真］
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A. hatizyoense
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八丈島
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八丈島の固有種。
草姿はカントウマムシグサに似るが，2枚の葉の大きさにあまり差がない。
ふつう全体が緑色で，鞘状葉や偽茎部には斑が殆どないものが多い。
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コウライテンナンショウ
［写真］
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A. peninsulae
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北海道
本州
九州地方
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草姿は狭義のマムシグサに似る。
仏炎苞は安定して緑色で白条が目立ち，偽茎部も緑色～緑灰色。
仏炎苞の開口部はあまり張り出さず，全体に丸みを帯びる。
付属体は棍棒状で緑白色。花序は葉よりも明らかに遅く展開する。
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（キタマムシグサ）
［写真］
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北海道
東北地方
北陸地方
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仏炎苞舷部が盛り上がり，白条が中央で膨らむタイプのコウライテンナンショウ。
分布域北部のものがこのような形態を示す。
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ウメガシマテンナンショウ
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A. maekawae
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中国地方
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コウライテンナンショウに似るが，仏炎苞の開口部が広い点，
及び偽茎が赤味を帯びる点で異なる。
仏炎苞舷部は短く，垂れ下がらない。花序は葉よりも早く展開する。
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カントウマムシグサ
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A. serratum
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本州
四国地方
九州地方
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変異に富み，安定した特徴が見出しにくい種。
マムシグサ節で形態の安定しない集団の総称に近い。
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（アオマムシグサ）
［写真］
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カントウマムシグサの緑花タイプ。
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（ムラサキマムシグサ）
［写真］
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カントウマムシグサの紫花タイプ。
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ヤマジノテンナンショウ
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A. solenochlamis
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栃木県
群馬県
長野県
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仏炎苞は淡紫色～淡緑色。舷部が手前に垂れ下がる。
付属体は緑褐色～淡緑色で棍棒状。長野県軽井沢町が基準産地とされる。
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ホソバテンナンショウ
［写真］
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A. angustatum
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関東地方
～
近畿地方
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コウライテンナンショウに似るが，仏炎苞開口部が耳たぶ状に張り出す点，
及び付属体がより細くなる点において異なる。
仏炎苞舷部は三角形で先端部が細まる。
付属体はやや短く，筒部から少し覗く程度。
形態は安定しており，花色も殆どの個体が緑色。紫褐色のものは珍しい。
伊豆地方には小葉が細長く伸びるタイプの個体群が存在する。
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ヤマザトマムシグサ
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A. galeiforme
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関東地方北部
～
中部地方
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仏炎苞は外面が緑色，内面は白条の目立つ紫褐色となり，非常に特徴的。
舷部はドーム状に盛り上がる。
付属体は棍棒状で，紫褐色。形態の変異は少ない。
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ミクニテンナンショウ
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A. planilaminum
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関東地方
中部地方
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カントウマムシグサに似るが，付属体が短く，仏炎苞舷部に白条が目立たない。
舷部上部は淡緑色，筒部から舷部基部にかけては白色である個体が多い。
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ヤマトテンナンショウ
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A. longilaminum
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紀伊半島
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全体がスラリとしており，仏炎苞舷部は黒色，挟三角形で長く垂れ下がる。
とても格好の良いテンナンショウである。
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カルイザワテンナンショウ
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A. sinanoense
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中部地方
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ヤマトテンナンショウによく似ており，同種とされる場合もある。
分布は離れているが，外見だけでは区別できない。
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スズカマムシグサ
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Arisaema sp.
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不明
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マムシグサの地域個体群？詳細は不明。
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ミヤママムシグサ
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アオオニテンナンショウ
［解説］
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1枚
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オオマムシグサ
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A. takedae
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北海道南部
本州
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名前の通り，やや大型になるテンナンショウ。
仏炎苞筒部は淡緑色～白色，舷部は褐色で白条が目立ち，ドーム状に盛り上がる。
白黒の花も大きく，よく目立つ。同定は容易。
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2枚
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ヤマグチテンナンショウ
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A. suwoense
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伊豆半島
山口県
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オオマムシグサに似るが，花序柄が短く，舷部がドーム状にならない。
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イズテンナンショウ
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A. izuense
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伊豆半島
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かつてオオマムシグサの１葉型とされていた。
現在はヤマグチテンナンショウと同一種と考えられている。
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1枚
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ヒトヨシテンナンショウ
［写真］
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A. mayebarae
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九州地方南部
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真っ黒の花が特徴的。仏炎苞の表面には光沢があり，やや白色を帯びる。
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2枚
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ユモトマムシグサ
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A. nikoense
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東北地方南部
～
中部地方
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全体に緑色な種である。付属体も緑色，有柄で棍棒状になる。
偽茎開口部は花序柄に密着し，襟状に開出しない。花は葉よりも早く展開する。
なお「偽茎開口部～」の特徴は，以下本種の亜種・変種に共通である。
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クボタテンナンショウ
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f. kubotae
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ユモトマムシグサの紫花タイプ。
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タカネテンナンショウ
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var. alpestre
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長野県
山梨県
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ユモトマムシグサの八ヶ岳周辺の地域個体群。
現在は亜種とされているが詳細は不明。
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ヤマナシテンナンショウ
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var. kaimontanum
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山梨県
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ユモトマムシグサの山梨県の地域個体群。同様に詳細不明。
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ハリノキテンナンショウ
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subsp. alpicola
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新潟県
富山県
長野県
岐阜県
石川県
福井県
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分布・形態共にカミコウチテンナンショウに似るが，色合いが淡く，より小型。
仏炎苞は紫褐色にやや緑色を帯びる。基本種と異なり全体に華奢な雰囲気。
分布は本州日本海側の多雪地帯に限られる。
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1枚
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カミコウチテンナンショウ
［写真］
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subsp. brevicollum
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長野県
岐阜県
福井県
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花柄は葉柄より常に短い。付属体は太い棒状で濃紫色。
花は緑色がかった黒赤色で，ころっとしている。
褐色の花だけが展開している様子は，まるでザゼンソウのようで可愛らしい。
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オオミネテンナンショウ
［写真］
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var. australe
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山梨県
静岡県
近畿地方
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仏炎苞は紫褐色に緑色を交え，緑白色の条が目立つ。
舷部はやや短く，垂れ下がらない。
地味な色合いだが，似た姿の種は少なく，同定は容易。
冷涼なブナ帯に生育する種であり，栽培は難しい。
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2枚
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ツクシマムシグサ
［写真］
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A. maximowiczii
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九州地方
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仏炎苞の舷部末端が細長く伸びる。花色は黒紫色～緑白色まで様々。
仏炎苞舷部の基部には透明感のある白色部分が窓状に存在する。
付属体は細棒状。色は仏炎苞と同様に変化がある。
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1枚
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タシロテンナンショウ
（ツクシヒトツバテンナンショウ）
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A. tashiroi
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宮崎県
鹿児島県
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仏炎苞は安定して緑色で白条が目立つ。
舷部はドーム状になり，先端は尖る。付属体は有柄で細棒状。
舷部の基部にはツクシマムシグサと同様の白色部分が存在する。
コウライテンナンショウとツクシマムシグサの中間のような雰囲気。
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2枚
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キリシマテンナンショウ
（ヒメテンナンショウ）
［写真］
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A. sazensoo
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九州地方
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濃紫色で丸みがある仏炎苞を持つ。
付属体は白色で比較的太く，ユキモチソウと似た魅力がある。
葉は安定して１枚のみ。
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1枚
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（ミサトテンナンショウ）
［写真］
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キリシマテンナンショウの緑花タイプ。花色が緑～緑白～桃白色と変異に富む。
宮崎県にて多く発見されている。
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ミミガタテンナンショウ
［写真］
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A. limbatum
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東北地方
関東地方
大分県
高知県
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仏炎苞の筒口部が大きく耳状に張り出すのが特徴。
花は通常黒紫～紫褐色で白条が目立つ。
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2枚
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オキノシマテンナンショウ
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var. conspicuum
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大分県
高知県西部
沖ノ島
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沖ノ島をタイプ産地とするミミガタテンナンショウの亜種。
分布の中心から隔離された集団であり，仏炎苞がより大きいとされていた。
近年はミミガタテンナンショウのシノニムとする考えが一般的である。
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ハウチワテンナンショウ
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var. stenophyllum
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箱根地域
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ミミガタテンナンショウの高地型？ 現在はヒガンマムシグサのシノニムとされる。
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ヒガンマムシグサ
［写真］
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A. aequinoctiale
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本州
四国地方
中国地方
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ミミガタテンナンショウに似るが，花色が淡く，開口部があまり張り出さない。
また，花期が早く，花は葉に先駆けて展開する。
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ナガバマムシグサ
（ナミウチマムシグサ）
［写真］
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A. undulatifolium
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subsp. undulatifolium
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伊豆半島
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花はヒガンマムシグサによく似ており，葉よりも早く展開する。
小葉が明らかに細かく，細長いため容易に区別できる。
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ウワジマテンナンショウ
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subsp. uwajimense
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愛媛県
高知県
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愛媛県宇和島市周辺に分布する，ナガバマムシグサに似たテンナンショウ。
小葉が幅広く，葉軸がやや発達する点，花序柄がより長い点で区別される。
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ムロウテンナンショウ
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A. yamatense
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愛知県
福井県
近畿地方
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全体的にホソバテンナンショウに似る。
付属体先端がやや膨らみ，曲がって前方にせり出すのが最大の特徴。
仏炎苞は安定して緑色。
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スルガテンナンショウ
［写真］
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subsp. sugimotoi
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東海地方
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付属体の先端が急に丸く膨らむ。一度見たら忘れない種。
基本種であるムロウテンナンショウと同様，仏炎苞は安定して緑色。
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ヒロハテンナンショウ
［写真］
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A. ovale
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北海道
～
九州地方北部
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通常１枚の葉を持ち，花は葉の下に隠れて付く。仏炎苞は緑色で白条が目立つ。
非常に分球しやすく，栽培容易。斑入り個体も多数選別されている。
（ "ヒロハテンナンショウ" の名がつく種は，全て葉が１枚，かつ花が葉の下に隠れて付く）
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1枚
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（アシウテンナンショウ）
［写真］
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ヒロハテンナンショウの紫花タイプ。集団中に稀に見られる
若狭湾周辺には付属体が特に太く，花色が濃い集団が存在する。
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イナヒロハテンナンショウ
［写真］
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A. inaense
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岐阜県東部
～
長野南部
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中部地方特産の珍種。仏炎苞の細かいストライプがとても美しい。
花は淡紫～緑紫色で，多数の白条が入る。
付属体は棍棒状，かつ紫褐色でデコボコしており特徴的。
分球しやすく，ブナ帯に生息する種である割に栽培も容易。
2008年にヒロハテンナンショウの亜種から独立種へと変更された。
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シコクヒロハテンナンショウ
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A. Longipedunculatum
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本州
四国
九州
屋久島
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ブナ帯の沢沿いに生育する小型のテンナンショウ。草丈が20㎝程でも開花する。
葉も小さく，葉柄は長く伸びる。花は緑色で白条が目立たない。
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ヤクシマヒロハテンナンショウ
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var. yakumontanum
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屋久島
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屋久島に分布するシコクヒロハテンナンショウの亜種。
基本種に比べ花序柄が長く，仏炎苞の舷部が幅広く，付属体が太い傾向がある。
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ナギヒロハテンナンショウ
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A. nagiense
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兵庫県
鳥取県
岡山県
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花は葉よりも早く展開する。
舷部は紫褐色でのっぺりと長く，筒部と同程度の長さになる。
筒部は白色で紫褐色を帯びる。腋芽は単生し，時に子球にまで発達する。
ヤマトテンナンショウに似た魅力がある種である。
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ヒュウガヒロハテンナンショウ
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A. minamitanii
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宮崎県
鹿児島県
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幅の広い緑色の仏炎苞に半透明の白条が細かく入る，極めて美しい種
個体数は極少ない。
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カラフトヒロハテンナンショウ
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A. sachalinense
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北海道
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コウライテンナンショウに似るが，葉には光沢があり，偽茎や葉柄に斑紋がない。
仏炎苞は緑色で，半透明の縦条がある。北海道以北にのみ分布する。
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キシダマムシグサ
（ムロウマムシグサ）
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A. kishidae
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愛知県
近畿地方
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付属体は紫褐色で棒状。
仏炎苞は淡紫褐色で白条があり，舷部の先端は糸状に長く伸びる。
特徴的な見た目の種だが，近畿地方ではやや普通。
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2枚
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ウンゼンマムシグサ
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A. unzenense
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長崎県雲仙岳
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長崎県雲仙岳の固有種。花は緑色で，白条は目立たない。仏炎苞舷部はやや短い。
付属体は有柄で非常に細く，先端が曲がるのが特徴。
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アオテンナンショウ
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A. tosaense
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四国地方
中国地方
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名前の通り全体が緑色。舷部が日本のテンナンショウの中で一番長い。
大分県に似た集団が確認されているが，仏炎苞の緑色が濃く，白条が目立つ。
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エヒメテンナンショウ
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A. ehimense
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愛媛県
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カントウマムシグサとアオテンナンショウの自然交雑種と考えられている。
外部形態も両者の中間を示す場合が多い。
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ホロテンナンショウ
［写真］
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A. cucullatum
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鈴鹿地方
～
紀州中部
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仏炎苞口辺部が内巻きし，舷部の先が長く伸びる。白条は半透明で太い。
雄花は非常に美しく，ユキモチソウに並ぶ佳品と称される。
近畿地方の特産種で，個体数も多くない。
栽培・増殖は比較的容易。形態の変化は少ない。
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1枚
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セッピコテンナンショウ
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A. seppikoense
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兵庫県雪彦山
笠形山
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兵庫県の2つの山にのみ自生する稀産種。花はやや扁平で半透明の白条が目立つ。
ホロテンナンショウに似るが，仏炎苞は内巻きせず，色も濃紫～淡緑色と様々。
産地によって大きさや色合いが異なるそう。
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アマギテンナンショウ
［写真］
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A. kuratae
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伊豆半島
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花型はキリシマテンナンショウに似るが，仏炎苞舷部がより短い。
花色は淡紫色～淡緑色まで様々。
付属体は白色でやや太く，丸っこい仏炎苞と相まって可愛らしい。
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オドリコテンナンショウ
［写真］
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A. aprile
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ユモトマムシグサに極めて似るが，偽茎開口部が襟状に開出する点で異なる。
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2枚
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ツルギテンナンショウ
［写真］
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A. abei
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四国地方
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付属体が長く，前方に曲がって強くせり出す。先端には著しい皺が有り特徴的。
仏炎苞は緑白色で，筒部が比較的長い。花は葉よりも遅く展開する。
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ハリママムシグサ
［写真］
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A. minus
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兵庫県
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仏炎苞は透明感が強く，基部から舷部に向かって淡紫色から緑白色に変化する。
付属体は棍棒状でやや長く，仏炎苞筒部から大きく突出する。
花型はミミガタテンナンショウに似るが，グラデーション掛かった花色が美しい。
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イシヅチテンナンショウ
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A. ishizuchiense
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四国地方
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仏炎苞は幅が広く大型で，緑色を帯びた紫褐色をしている。
付属体は仏炎苞とほぼ同色で，棍棒状。
ブナ帯に生育するため栽培は難しいが，比較的分球しやすく，増殖率は良い。
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ミツバテンナンショウ
［写真］
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A. ternatipartitum
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近畿地方
四国地方
九州地方
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名前の通り，1枚の葉に3枚の小葉を持つ。
仏炎苞は安定した紫褐色で，筒口部は耳状に広く開出する。
付属体は仏炎苞と同色で細棒状。走出枝により増殖する。
形態・生態共にユニークな種である。
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ヒトツバテンナンショウ
［写真］
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A. monophyllum
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本州（中北部）
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仏炎苞舷部は緑色，筒部は白色で，境界に特徴的な褐色の帯が入る。
付属体は細い棒状で、先端は斜め前に曲がる。
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1枚
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（アキタテンナンショウ）
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仏炎苞全体が緑色のヒトツバテンナンショウ。
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（クロハシテンナンショウ）
［写真］
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仏炎苞の上部が紫褐色のヒトツバテンナンショウ。
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タカハシテンナンショウ
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A. nanbae
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広島県
岡山県
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仏炎苞は緑色～紫色で，白条が目立ち美しい。葉より早く展開する。
付属体は仏炎苞とほぼ同色で有柄，棒状。
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1～2枚
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オガタテンナンショウ
（ツクシテンナンショウ）
［写真］
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A. ogatae
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宮崎県
広島県
大分県
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葉・仏炎苞・付属体全てが緑一色のテンナンショウ。やや稀産。
仏炎苞の先端が尖らず，舷部中央が顕著に凹む。
腋芽が発達し易く，しばしば球茎上に子球を生じる。
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2枚
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トクノシマテンナンショウ
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A. kawashimae
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徳之島
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仏炎苞は紫褐色で開口部が耳たぶ状に張り出し，ミミガタテンナンショウに似る。
小葉は比較的多く，花と葉は同時に展開する。
子球を生じ易く，盛んに栄養繁殖を行う。
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（アズミテンナンショウ）
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Arisaema sp.
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長野県
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テンナンショウの仲間の自然交雑種？ 詳細は不明。
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コウチテンナンショウ
（ヨシナガマムシグサ）
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A. iyoshinagae
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高知県
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ヒガンマムシグサに似るが，仏炎苞に白条が目立ち，付属体は暗紫色になる。
ヒガンマムシグサのシノニムとする考え方もあるが，花の色合いは大きく異る。
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オモゴウテンナンショウ
［写真］
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A. iyoanum
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subsp. iyoanum
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山口県
広島県
四国地方
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白地に紫褐色の斑点が入る，独特な色合いの仏炎苞を持つ。
付属体は仏炎苞とほぼ同色。
仏炎苞舷部はやや長く，両端が反り返る事が多い。
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1枚
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シコクテンナンショウ
［写真］
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subsp. nakaianum
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四国地方
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オモゴウテンナンショウの亜種。
草姿は似ているが，仏炎苞は紫褐色で明瞭な白条がある。
付属体は薄緑色の地に赤褐色の斑点があり，基本種とは容易に区別できる。
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ユキモチソウ
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A. sikokianum
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紀伊半島
兵庫県
四国地方
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山野草として古くから愛されている種。
モチのように膨らむ純白色の付属体が名前の由来。
全国の園芸店などで販売されているが，本来の分布域は広くない。
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2枚
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アマギユキモチソウ
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A. magnificum
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伊豆半島
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東日本で一度だけ生息が確認されたユキモチソウ。
栽培品の逸出，若しくはアマギテンナンショウとの誤同定の可能性が高い。
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ムサシアブミ
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A. ringens
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愛知県
福井県以西
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仏炎苞は，袋状に巻き込んだ特徴的な形態をしている。付属体は常に純白色。
南方系の種であったが，近年は次第に北上している。
栽培下では丈夫で盛んに分球する。栽培品の逸出も多い。
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