モウセンゴケの仲間
- droseraceae -


葉に粘液滴を持つ腺毛を持ち,ハエやガなどの小型の昆虫を捕らえる仲間です。
日本にはムジナモ属のムジナモを含む,9種が自生しています。



学名 和名 分布 備考
Drosera rotundifolia
モウセンゴケ
写真解説
日本全国 ポピュラーな食虫植物だが性質は弱く,耐暑性も乏しい。
長期の栽培には種子更新が必要になる。
東海地方では海浜性の個体群が存在し,"ハマモウセンゴケ" と呼ばれている。
spatulata
コモウセンゴケ 日本全国(宮城県以南) モウセンゴケに比べ葉柄が短く,ロゼット状に葉を展開する。
常緑のため,冬の乾燥・凍結に弱い。
本州のコモウセンゴケの多くは桃色花であるが,鹿児島県以南では白花の割合が高くなる。
anglica
ナガバノモウセンゴケ
写真解説
尾瀬・北海道 北半球に広く分布する種だが,日本では北海道と尾瀬にのみ自生している。
寒冷地性の割に丈夫。実生で容易に増殖できる。
x obovada
サジバモウセンゴケ
写真解説
モウセンゴケとナガバモウセンゴケの自然交雑種。
tokaiensis
トウカイコモウセンゴケ 東海地方〜近畿地方 モウセンゴケとコモウセンゴケの自然交雑起源種。
以前は "関西型コモウセンゴケ" と呼ばれていた。
両者の中間的な外部形態を示す。
花色はコモウセンゴケと同様に鹿児島以南は白花,本州は桃色花が多い。
peltata
イシモチソウ
写真解説
本州(関東以南の太平洋側) 他の食虫植物に比べて乾燥気味の土壌を好む。
地下に1a前後の球根を持ち,しばしば分球する。
実生・葉挿しで増殖可能。冬場の凍結・乾燥に弱い。
indica f. albiflora ナガバノイシモチソウ 比較的大型の一年性草本。毎年多数の種子をつけるが,長年の栽培維持は難しい。
f. rosea アカバナナガバノイシモチソウ
写真解説
愛知県 ナガバノイシモチソウの赤花品種。愛知県にのみ特産する。
近年,遺伝子解析によりナガバノイシモチソウとは別種であることが明らかになった。
burmannii
(クルマバモウセンゴケ) (南西諸島?) 台湾などに自生する熱帯の一年性ドロセラ。
コモウセンゴケをがっしりさせたような見た目をしている。
日本の南西諸島にも自生があるとされているが,はっきりとした証拠はなく,真偽不明。
国外由来の個体が入手可能だが,栽培には多少の加温が必要になる。
一年草のため維持には種子更新が必要だが,実生の成長は早い。
Aldrovanda vesiculosa
ムジナモ
写真解説
野生絶滅(本州) 野生絶滅種。国産のものは花が平開する。
かつて日本各地に自生していたが,開発・自然災害・水質汚濁などによって全て消滅した。
クセのある水質を好み,長期間安定して維持するのは難しい。
埼玉県・京都府で自生地の復元が行われている。


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