ボウラン
- L. teres -



2012.6.10

  本州中部以北に分布する着生ラン。 九州や四国ではそこそこ個体数の多い種です。 写真の個体は宮崎県由来のもので,唇弁に斑紋のないタイプになります。
  本種もフウランなどと同様,容易に栽培できます。 太陽の良く当たる風通しの良い場所で管理すれば,そうそう枯れることはありません。 寒さにも強いですが,下葉が痛むことがあるので凍らない程度の保護はした方が良いでしょう。 また,停滞水と蒸れには弱いため,なるべく空気のこもる場所には置かないようにします。

2012.9.3

  こちらは唇弁に緑斑が乗る個体です。 本個体は大分県のものですが,どちらかというと,このような花は南方に多いタイプになります。
  台湾〜八重山諸島の変種であるタカサゴボウランは,緑斑が大きく,唇弁の先端部分に集中するのが特徴です。

2014.7.1 知人宅にて

  素心花。セルフの実生苗が生産されています。 他の変り物としては,高知県産縞斑ルビー根の「銀河」などが有名です。


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