ヒメフタバラン
- L. japonica -



2014.12.6 東京山草会にて

  宮城県〜沖縄県まで,国内に広く分布する小型地生ラン。 春,若しくは冬に,小さな人形のような花を咲かせます。 花色は白〜緑白〜紫褐色と,様々な変異があるようです。

2014.12.6 東京山草会にて

  栽培はフタバラン属の中では最も容易な部類です。 総じて殖えが良い種であり,加えてあまり暑がらないため,通常の地生ランと同様に管理できます。 極端な乾燥・加湿を避け,冬に保護,花後に肥料をやり,毎年植え替え,という基本さえ守っていれば,年々じわじわ殖えていく筈です。
  ただ,本種もムカゴソウなどと同様,産地によって生育期間が大きく異なります。 本州のものは春に出芽・開花する夏緑性植物ですが,沖縄県のものは晩秋に出芽を始める冬緑性植物です。 産地ごとに,それぞれ適した管理が必要になります。

2014.12.6 東京山草会にて

2014.12.6 東京山草会にて

  こちらは緑花(素心花?)。 沖縄ではこのタイプが優先的になるようです。


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