タコガタサギソウ
- Habenaria lacertifera -



2014.7.1 知人宅にて

  名前も草姿もタカサゴサギソウに似たランです。 秋口,米粒のように小さな純白の花を咲かせます。 国内では非常に数の少ない種で,一時期は絶滅も疑われていました。 過去には宮崎県と沖縄県のごく一部,草地に遷移しつつある湿地帯等にて記録があります。 なお,別名の "ヒュウガトンボ" は自生地である日向国(現在の宮崎県辺り)に由来するそうです。
  写真は知人の栽培品。 海外由来の個体である可能性もありますが,散り斑の変異個体です。 こんなものまで存在するとは,世の中広いものですね。
  追記(2014.11.30):花を確認したところ,写真の個体は「日向サギソウ(ひむかさぎそう)」として販売されている,外国産ハベナリアの交配種であったそうです。 どこかで混同されて,ヒュウガトンボとして販売されてしまったのでしょうか。残念。


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