キノエササラン
- Liparis uchiyamae -



2012.10.11 東京山草会にて

  名前は「木上笹蘭」の意。 チケイランと同一種とする説もあるそうですが,葉やバルブの形状は大分異なります。 葉は革質で常に2枚。 花はチケイランに比べ,側萼片が大きく反り返ります。 また,蕊柱は翼がなく,棍棒状です。

2012.10.11 東京山草会にて

  自然下では一度しか発見されていない希産種ですが,趣味家の手によって増殖され,今や誰でも入手できるようになりました。 流通している個体の多くは,故鈴木吉五郎氏の栽培品由来のものだそうです。
  栽培下では,チケイランと同じく水を好みます。 ヘゴなどに着けるよりも,水苔で鉢植えにしたほうが機嫌が良いです。 また,奄美大島原産の植物ですので凍結は避け,冬もなるべく乾かしきらないように管理しましょう。 環境が合えば倍々ゲームの様に増殖します。


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