スズキサギソウ
- H. sagittifera × P. radiata -



2011.8.9

  サギソウとミズトンボの交雑種。 名前は本種を作出した栽培家,鈴木吉五郎氏にちなんだものです。 その後,秋田県の自生地にて同様の個体が発見され,自然下においても交雑が起こることが確認されました。 この際見つかった個体は現在も保存栽培が続けられています。
  栽培はサギソウと何ら変わりません。 増殖率はミズトンボよりも良く,体力はサギソウよりあるような印象。 趣味家の間で古くから作られてはいますが,なかなか出廻らない植物です。

2013.5.19

  晩春の芽出し。 ミズトンボのように葉が立ち上がります。

2014.10.25

  増殖率は二倍ほど。 ランナーは余り伸びず,親株の近くに新球が形成されます。 案外肥料食いで,無肥料では維持が精一杯といった感じです。

2013.8.8

2013.8.8

  こちらはスズキサギソウにサギソウを戻し交配したもの。 作出された方曰く "稔性が低くてとても大変だった" とのこと。 若干のミズトンボの雰囲気が伺えますが,花は殆ど普通のサギソウです。 ただ,花数と背丈が尋常じゃありません。

2013.6.23

  上記と同じ個体。 葉長は20cmを超えています。 玉竜花よりも遥かに大きいです。 なお,花茎も50cm近くになりました。


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