トクサラン
- C. gracilis -



2014.12.6 東京山草会にて

2014.12.6 東京山草会にて

  南方の大型種。九州南部以南に分布します。 バルブに付いた葉は1〜2年で落葉し,残った茎がトクサのように見えることからこの和名が付きました。 花は12月ごろに咲き,黄緑色〜緑色でエビネにやや似ます。 力がつくと20〜30輪ほどの花を咲かせ,見応えがある種です。
  栽培は容易ですが,草丈が1b近くになり,かつ寒さに弱いため,温室がないと難しいです。 エビネと同様,ウイルスの被害も受けやすいので,注意して管理します。 芽が奴で出ることが少ないため,株分けでの増殖はあまり期待できませんが,しばしば高芽を出して栄養繁殖します。

2014.12.6 東京山草会にて

2014.12.6 東京山草会にて

  斑入りの個体。 現地では個体数の多い種ですが,変異個体は極少ないようです。


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