イワチドリの仲間
- Amitostigma -


Ponerorchisと共に小型野生ランとして人気の高い仲間です。 羽蝶蘭ブームの煽りを受け,急激にその数を減らしました。
培養技術の進歩と共に採集圧は弱まりましたが,今もなお自生を見ることは困難です。



和名 学名 栽培の可否 耐暑性 耐寒性 増殖率 備考
イワチドリ
写真解説
A. keiskei 2 水の滴る渓谷の岩壁など,湿度と水分が豊富な環境に生育する。
ウチョウランとは異なり水を好むので注意。冬季も完全に乾燥させると枯死する。
野生種は虚弱だが,現在は栽培容易な増殖品が流通している。
コアニチドリ
写真解説
A. kinoshitae 3 蒸れて倒れやすく,意外と暑さに弱い。
栽培は簡単とは言いがたいが,ムカゴを作るため増殖率は非常に良い。
湿地に自生する種であり,同属他種に比べ日光・水分を好む。
ヒナラン
写真解説
A. gracile 2 この仲間では最も小さな花を咲かせる種。僅かながら実生苗の流通がある。
イワチドリと大差なく栽培できるが,増殖率は若干悪く,より暑さに弱い。
オキナワチドリ
品種リスト
A. lepidum 多少の寒さは平気だが,気温が低い場所で管理すると開花が遅れる。
海岸の草原・礫地などに自生するが,水分・肥料を好む。
また,南方系の種であるので,凍らない程度には保護が必要。


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