和名
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学名
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栽培の可否
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耐暑性
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耐寒性
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増殖率
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備考
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ヒメトケンラン
[写真解説]
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T. laxiflora
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(△)
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○
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○
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1.3
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栽培自体は難しくないが,病害虫に滅法弱い。 バルブ伏せの成功率が高く,増殖は容易。
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バイケイラン
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C. veratrifolia
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◎
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△
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1.2
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八重山諸島に分布する大型地生ラン。 小笠原諸島にはよく似たチクセツラン C. subdensa が分布する。 チクセツランは花茎が垂れるが,バイケイランは直立する点で区別出来る。 成長が不定期で遅く,大型になる。栽培には温室が必要。
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アコウネッタイラン
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T. angulosa
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生育サイクルが全く掴めない種で,開花・生育が不定期。 ネッタイラン属の中ではアコウネッタイランが最も丈夫。 ほか2種は成長が極めて遅い。根伏せによる増殖が可能。 栽培は可能ではあるが,正しい管理と腰を据えた付き合いが必要。
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ヤクシマネッタイラン
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T. nipponica
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ハチジョウネッタイラン
[写真解説]
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T. nipponica var. hachijoensis
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イヨトンボ
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H. iyoensis
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○
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1.2
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個体寿命が短く,分球もほとんど行わない。 ダイサギソウと同様に維持できるものの,基本的には栽培不可。 無菌培養は可能だが,セルフでは稔性が落ちる場合が多く,難しい。
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タカサゴサギソウ
[写真解説]
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H. formosana
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ムカゴトンボ
[写真解説]
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H. flagellifera
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ムカゴソウ
[写真解説]
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H. lanceum
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産地によって花期・生育期が異なる。沖縄県の個体は冬緑性。 ダイサギソウやオキナワチドリと同様に栽培でき,増殖率も悪くない。
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ダイサギソウ
[栽培解説]
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H. dentata
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○
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△
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1.5
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無菌培養苗は栽培容易。個体によって増殖の良し悪しの差が激しい。
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リュウキュウサギソウ (ナメラサギソウ)
[写真解説]
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H. pantlingiana
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(△)
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1
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一切栄養繁殖せず,流通品の殆どは採集品である。栽培は控えたい。
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テツオサギソウ (テリハサギソウ)
[写真解説]
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H. stenopetala
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○
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1.2
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リュウキュウサギソウよりは分球しやすいが,低温に弱く,性質も強くない。 自生個体数はリュウキュウサギソウよりも少ない。
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ナリヤラン
[写真解説]
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A. graminifolia
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○
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◎
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○〜△
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3
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非常に強健な種。低温に弱いのが欠点だが,流通品は耐寒性に優れたものが多い。 中国産の白花や,矮性個体が選別され,多く流通している。
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ガンゼキラン
[写真解説]
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Phaius flavus
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(○)
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○
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1.5
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凍らせなければ栽培容易だが,低温に晒されると花芽が潰れてしまう。 比較的安価なランであるが,花が派手なため,自生地ではよく盗掘される。 増殖も簡単なため,今ある個体を大切にすべき。
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ホシケイラン
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タイワンショウキラン [写真解説]
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A. sylhetense
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△
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1.2
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自然下では個体数の少ない種だが,栽培は案外容易。 南方系のエビネと同様に管理可能。 バックバルブに腐りが入りやすいので注意。適度な通風は確保する必要がある。 なお沖縄本島以北にて見られるAcanthephippiumは,そのほぼ全てが本種である。 近縁のエンレイショウキランは八重山諸島にのみ確実な記録が存在する。
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エンレイショウキラン
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A. pictum
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以前は八重山諸島においてある程度の個体数が見られた模様。 近年は自生を確認することすら困難。
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トクサラン
[写真解説]
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C. gracilis
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(△)
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1b近い大きさになるうえ,凍ると枯死する。温室での管理が望ましい。 性質は強く,殖えも良いため,場所さえあれば栽培容易。
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エダウチヤガラ
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E. graminea
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×
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×
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沖縄県では雑草だが,超高温・超強光を求めるため,関東での栽培は非常に困難。 冬緑性の植物であり,冬場は直射日光と20℃前後の気温を確保したい。 ただ,上記の点さえクリアできれば非常に強健な種である。
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トサカメオトラン
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G. appendiculatum
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1
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低温に弱く,気温が10℃を割る状態が続くと調子を崩す。 また,少々気難しく,増殖も殆ど望めないため,関東での栽培は勧められない。
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ニラバラン
[写真解説]
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M. unifolia
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○
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○
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1.5
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雑草扱いされることが多い種。 基本的に冬緑性で,オキナワチドリと同様に栽培できる。
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ムカゴサイシン
[写真解説]
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N. nipponica
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△
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○
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△
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1.5〜2
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台湾産の個体が増殖され,少量ながら流通している。少し気難しいが,よく殖える。 国産のものは花が地味なうえ,菌への依存度が高く栽培不可能。
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アオイボクロ (ヤエヤマクマガイソウ) [写真解説]
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N. aragoana
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(△)
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気温さえ高温に維持できれば意外と丈夫。分球率も悪くない。
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ヒメカクラン [写真解説]
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Phaius mishmensis
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○
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1.2
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稀産種。栽培品が複数現存するが,流通は殆ど無い。増殖が待たれる。
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