ヤシャビシャク
- Ribes ambiguum -



2013.4.1

  ブナなどの温帯林の老木に着生する小低木。 早春に緑白色の小さな花を咲かせます。 幹の曲がり具合といい,葉の厚ぼったさといい,やたら渋いカッコよさのある植物です。 スグリの仲間のため,初夏に付く実は食べられます。
  和名は "夜叉柄杓" ですが,由来はよくわかっていないそうです。 深山にて,横に伸びた枝先に丸い葉を付ける様子を夜叉の柄杓になぞらえたのでしょうか。
  大木のウロなどに着生することが多く,自然下で発見することは容易ではありません。 ブナ林の開発等により,本種のような植物も少なくなっているそうです。 環境省のレッドデータブックでは,絶滅危惧U類に指定されています。

2012.5.26

  栽培は容易,普通の山野草と同様に育てられます。 ただ,本種は着生植物ですので,用土は中粒程度の粗さのものを用い,水はやや辛めに育てたほうが良いようです。 水をやった翌日には表土が少し乾燥しているくらいの水はけが理想です。
  増殖は実生か挿し木で行います。 写真は実生4年苗で,あと1作もすれば花が付きそうです。 種子からの育成は時間がかかりますが,挿し木なら直ぐに大きくなります。 鹿沼土,若しくはミズゴケに枝を差し,発根するまで密閉して管理します。

2013.3.16

  冬場は落葉した状態で休眠。 ある程度の寒さは平気ですが,あまり強く凍結させると枯れることもあります。 多少の保護は施したほうが安心です。


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