ガンゼキラン
- Phaius flavus -



2014.4.7

  代表的な南方系の野生ラン。 強健かつ美麗な種で人気があります。
  栽培は基本的に容易です。 ツルランやオナガエビネ等,南方のエビネと同様に管理できます。 バルブが長く残るため,バルブふかし等による増殖も可能です。 寒さにもそこそこ強く,凍結さえ避ければ枯れることはありません。 ただ,5℃を割ると古葉や花芽が潰れることが多くなるため,ある程度の保護は施した方が良いでしょう。 また,ウイルスにはやや弱いですので,エビネと同様丁寧な扱いが必要です。

2011.7.13

  ホシケイランの縞斑。 九州地方で発見されたものだそうで,廉価に広く流通しています。 本種の変異個体としては,他に丹頂咲きや素心花などが選別されているようです。 ちなみにホシケイランとは,良性ウイルスによる斑の入ったガンゼキランのこと。 中には非常に密度高く斑の入った美しい個体もあります。

2006.5.6 鹿児島県屋久島

  屋久島の林内にて。 暗い林床に明かりを灯すように咲いていました。 花が目立つため採集されてしまうことが多いそうで,自生個体はなかなか見られません。


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