ナゴラン
- S. japonica -



2011.7.22

  国産の着生ランの中ではトップレベルに美しい花を付ける種です。 花の変異は案外大きく,無点に近いものから多点系まで,様々なものがあります。 また,栽培が容易で香りもよく,一般園芸においても高い人気を誇ります。
  和名は沖縄県の名護岳に因むそう。 そのためか,沖縄県のイメージが強いランですが,本島の自生地は壊滅状態。 現在の分布の中心は九州地方にあるようです。

2012.8.15

  ナゴランはめったに株繁殖しませんが,稀に脇芽を出すことがあります。 判りづらいですが,写真の個体も2芽が3芽に殖えました。 長く作り込めば,少しずつ大株になっていくようです。

2011.8.26

  根は太く,乾燥にも強いですが,水はやや好みます。

2013.6.1 知人宅にて

2014.7.1 知人宅にて

  長く持ち込まれた株。 葉長が20cm近くあります。 このくらいの大きさになると,一つの株から何本も花茎が上がってくるようです。

2015.7.05

  ナゴランの素心花。よく見ると,うすーくクリーム色の斑紋が入っているのが確認できます。以前は数の少ないものでしたが,最近は無菌培養によって多数の個体が生産されているようです。

2015.2.15 世界らん展日本大賞にて

2015.2.15 世界らん展日本大賞にて

2015.2.15 世界らん展日本大賞にて

  斑入り個体。近年の実生ブームにより,数多くの変異個体が選別されたようです。 他に矮性個体や素心花などが発見されています。


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