落葉性リパリスとしては珍しい着生種。
栽培下でも用土の水切れが悪くなると,直ぐに作落ちして枯れてしまいます。
水分環境的にはウチョウランなどに近い状態を好むようです。
日本全国の深山に点々と分布していますが,どこの自生地でも数の少ない種です。
東北や中部,九州地方では纏まって見られる場所もあるそうですが,高い木の幹に着生しているため,自生の様子を見るのは困難を極めます。
自生地を知る方曰く,落下した樹皮や倒木から見つかることのほうが多いとのことです。
ちなみに,普通のジガバチソウもしばしば樹幹に着生することがあるそう。
本種はそういった性質が強まり,樹上にまで至ったのかも知れません。
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