ナギラン
- C. nagifolium -



2014.6.25

  関東以南に広く分布するシンビジウム。 晩春〜初夏にかけて開花します。 透明感のある白い花色は魅力的ですが,咲き進むに従って花弁が反り,乱れた花型になってしまうのが残念です。
  ややメジャーな種ですが,増えが悪く,栽培は容易ではありません。 シュンランなどより水を好むので,用土は乾かしきらないようにします。 また,新芽が腐りやすいので,夏から秋口にかけては蒸れに注意して下さい。 凍結は厳禁。冬場凍らせない程度の保護が必要です。

2014.6.25

  花茎はアキザキナギランよりも長く伸び,花は葉の上で咲きます。

2010.3.20

  伊豆諸島の自生地にて。 根元を露出した状態で生育している個体が殆どです。 栽培下でも年々新芽が上がっていってしまうことが多いようですが,ある意味自然な現象なのかも知れません。

2014.7.1 知人宅にて

  ナギランは斑入りの選別品は多いものの,花の変異は数少ないです。 写真は希少な梅弁花。 花弁が幅広で,全体的に丸っこい花を咲かせます。

2014.7.1 知人宅にて

  六弁花。 唇弁が完全に花弁化した個体です。 特徴的な赤条も確認できます。

2014.7.1 知人宅にて

  純白花。 ナギランとは思えないような端正な花型です。


BACK1 /BACK2 / TOP

inserted by FC2 system